【始動】再スキャン後のインビザライン第二章始動-インビザライン開始から6か月経過しました。

こんにちは。インビザライン治療中の庶民派アラフォー弁理士です。今回の記事では、前回失敗したインビザライン治療の第二章について書きます。

以前の記事では、インビザライン治療の開始から5か月経過後の状況についての記事を書きました。治療開始から37番目のアライナーまで交換が進んだところで、アライナーと歯列とのアンフィットが解消できないレベルに達したため、アライナーの作り直しとなりました。治療計画ではアライナー総数が41個であったため、治療終盤での治療のやり直しとなってしまい、インビザラインは一筋縄ではいかないなと実感している次第です。

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アライナー再作成から現在までの経緯は以下となります。

  • 11月5日:歯列の再スキャン
  • 11月22日:治療計画の提示
  • 12月9日:再スキャン後の新たなアライナーの装着開始

再スキャンから新たなアライナーによる治療開始までの待機期間は、約1月でした。

通常、アライナーの装着時間は1日20時間以上が推奨されていますが、待機期間でのアライナー装着時間は10時間未満でした(ほぼ、就寝前から起床時の間のみアライナーを装着していました)。また、アライナーの装着時間を短くすると共に、オルソパルスは引き続き使用していました。

今回メキシコ工場から届いた新たなアライナーを装着してみたのですが、アライナーと歯列は完璧にフィットしていました。つまり、待機期間中におけるアライナーの装着時間が10時間未満であっても全く問題がないことが確認できました。

この待機期間では、旧友との飲み会や家族との旅行を心から楽しむことが出来ましたので、自分にとっては結果オーライとなり、非常に有意義な期間となりました。

また、治療計画について言及しますと、先生より以下2つの治療計画案が提示されました。

  • 第1案:上顎前歯(特に、側切歯)の将来的な後戻りを防止するために、上顎前歯2本と下顎前歯6本をさらにIPRで削る。最終的な仕上がりは非常に良くなるものの下顎前歯を削る量が多くなる点がデメリット。
  • 第2案:下顎前歯をIPRで削らないものの、最終的な仕上がりは第1案よりも劣後する。

第1案では、下顎前歯6本の各々の左右のエナメル質を削る量が最終的に0.5mmとなる案となります。歯は、象牙質と当該象牙質を覆うエナメル質から構成されており、エナメル質を削ることができる最大許容量は0.5mmと言われています。これ以上、エナメル質を削る場合には、象牙質が露出するリスクがあるため、知覚過敏や虫歯のリスクが非常に増大するようです。

しかし、担当歯科医の方はこのリスクについては言及せずに第1案で問題ない旨を当方に伝えてきました。寧ろ、第1案の方が最終的な仕上がりが優れると共に、歯列の後戻りのリスクを抑制可能となるメリットの方が大事であるとの弁。

私の回答としては、悩んだ末に第2案を選択しました。知覚過敏のリスクを背負いたくなかったためです。元々歯並びを矯正するために始めたインビザライン治療ではありますが、審美的な歯並びの向上だけでなく将来的な歯周病リスクも考慮した上で今回の治療を始めました。確かに審美的な面も重要ではありますが、それを重視するあまり健康的な歯を削りすぎるのは寧ろ本末転倒となります。

勿論、インビザライン専門医としての職人的見地から完璧な治療計画を提示する気持ちは、私も理解はできます。しかしながら、個人的見解からすれば、患者の気持ちに立って考えると、今回の第1案の提示はリスク要素が相当大きいため妥当性に欠けるように思われるのです。さらに、第2案については当方が要求しなかったらそもそも提示されなかったのですね・・・。

私もプロフェッショナル意識から顧客のためを思い完璧な提案をしがちとなりますが、それをすることでコストや納期に悪影響を及ぼすこともあります。その結果、完璧な提案が必ずしも顧客にとっても最善策ではない場合も多々あるのですね。今回の治療計画の提示を通じて、反面教師として顧客目線、顧客に寄り添うことの重要性を改めて感じました

また、新たな治療計画後のアライナー総数は33個となります。前回治療計画でのアライナー総数41個よりは減ったものの、アライナー総数はあまり減っていません。

以下のグラフに示すように、アライナーの交換が順調に進めばインビザライン第2章は4月中旬に終了となります。アライナーのアンフィットの可能性もありますので今回も気長に頑張ります。

インビザライン第2章のスケジュール(オルソパルスの使用を前提)
目次

まとめ

インビザラインは日々進化しているものの、なかなか短期間で治療をフィニッシュさせることは難しいようにも思います。肩の力を抜いてインビザライン生活を今後も楽しみたいと思います。

また、歯列矯正治療を始めてから半年が経過しましたが、ワイヤー治療とは異なりインビザライン治療は、痛みが少なく、口内環境を清潔に保つことができ、目立ちにくいといった大きなメリットがあります。21世紀になり3Dプリンタの登場や正確な三次元モデルの作成が可能となったため、インビザラインの登場により歯列矯正のハードルが劇的に下がっているのです。

さらに、費用的なハードルはあるものの、医療費控除を考慮すれば治療費用の負担額は(年間所得にもよりますが)7割程度となります。また、インビザラインの基本特許の満了に伴い、日本にも新たなクリアアライナーのスタートアップ企業が近年出現しています。

米国ではスマイルダイレクトクラブが自宅矯正治療を2000ドルで提供するサービスを現在展開しています。今後の矯正治療の費用的ハードルも徐々に低下していくことが予想されます。

これからも実体験を通じてインビザライン治療についての有益な情報を発信していきたいと思います。今後も皆さまのご声援宜しくお願いします!

インビザライン治療の便利グッズについての記事もご参照ください。

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