前回、TOEICと弁理士についての記事を書きました。また、TOEIC対策法についてもご紹介しました。
今回、2019年6月23日に実施したTOEICリスニング&リーディングテストの結果が判明しましたので結果報告をします!以下が今回のテストの結果となります。
今回のテスト結果では、リスニングが440点、リーディングが420点となりました。
所感としましては、TOEIC対策等の勉強は一切していなかったので、今の英語力を数値化するとこんなものなのかなと。実はTOEICテストは非常に久しぶりに受けました。今後の将来的な方向性を決める上で、今やっておけることは令和元年にやりましょうということです。
リーディングよりもリスニングセクションの得点の方が高いのですが、受験者のスコア分布をみると全体的にリスニングはスコアが高めに出るようです(恐らく、リーディングと比較してリスニングの方が高いスコアが取れるようなテスト設計にしているためです)。例えば、以下のグラフをご参照ください。どの地域でもリスニングのスコアの方が高くなる傾向があります。アジア圏では特にこの傾向が顕著ですね。
TOEIC公式WEBサイトから引用
前回の記事で紹介したように、リスニングのコツは先読みをしないことです。先読みをしますと音声が頭に入らずに会話の内容を聞き漏らすリスクがあるためです。今回は目を瞑った状態でリスニングの音声に集中しました。余談ですが、最近インド人と電話することが多いのですが、インド英語は聞き取りが難しいため、片耳を手で塞いだ状態で電話の音声に集中しています・・・。会話内容はパート1の後半とパート2以外はクリアに聞き取ることができたのでリスニングについては自信があったのですが、実際にはちゃんと聞き取れていない問題がかなりあったようです(汗)。
リーディングセクションについては、最後の長文5問を時間内に解くことができなかったので妥当な結果かと思います。TOEICテストのリーディングセクションでは、膨大な量の問題文が出題されますので制限時間内に全ての問題を解くことは至難の業であることを前回ご紹介しました。一方で、リーディングセクションの問題についてはパート5からパート7にかけて問題の難易度が徐々に上がるように設計されていますので、パート7の長文問題から問題を解き進めるのは得策ではないことを述べました。そうなんです。TOEICのリーディングセクションを全問解ける方はリーディングセクションのスコアが450点以上の方のみとなります。換言すれば、TOEICスコア900点以上を狙うにはリーディングセクションの全問題を時間内に解く必要があるということなんですね。そこが次回の課題となりそうです。
まとめ
以下のテーブルからもTOEICスコアが860点以上が分岐点となるようですので、グローバル弁理士としてまずまずの英語力を証明できたかと思います(汗)。
弁理士の仕事の大半はリーディング能力とライティング能力に依存しますので、TOEICスコアが高いからといって外国出願の肝となる英文クレームドラフティングが出来るかと言えばそれはNOとなります。
英文クレームドラフティングでは英語力よりも経験値(ライティングテクニック)や条文や判例等の知識が重要となります。
ただ、現在の日本において英語力を証明する手段はTOEICしかないのが現状ですので(TOEICが一番メジャーな手段ですので)、顧客に対する信頼性を上げるためにもTOEICスコアは今後も有効な手段であると思うのです。勿論、外国実務に精通していることが前提ではあります。
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弁理士業務と英語に関する記事についてもご参考ください。
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