歯列矯正を始めるきっかけ
歯列が乱れた理由
小学生のときに乳歯から永久歯に生え変わるときに、乳歯がなかなか脱落せずに犬歯が八重歯となってしまいました。このように私の歯並びは両側に八重歯が存在する形となってしまい、前歯6本のスマイルエリアの歯並びがユニークとなってしまいました。勿論原因はそれだけでなく、歯の大きさに対して顎が小さい理由もあるかと思います。
ただ、日本では歯並びについて直接指摘されるといった機会は殆どなく、八重歯がある歯並びを矯正しようとはこれっぽっちも思いませんでした。その後、大学時代、社会人時代と時が経過しましたが歯列矯正について考えることは殆どありませんでした。

歯列矯正の必要性に気付く
私は現在弁理士として働いているのですが、弁理士って他の士業よりも国際的に働く機会に非常に恵まれています。その前に弁理士とは何者なのか以下に説明します。
特許権、実用新案権、意匠権、商標権などの知的財産権を取得したい方のために、代理して特許庁への手続きを行うのが弁理士の主な仕事です。また、知的財産の専門家として、知的財産権の取得についての相談をはじめ、自社製品を模倣されたときの対策、他社の権利を侵害していないか等の相談まで、知的財産全般について相談を受けて助言、コンサルティングを行うのも弁理士の仕事です。
日本弁理士会ホームページより
このように、私の仕事は外国の特許弁護士又は弁理士と働く機会が非常に多く、海外出張の機会も結構あります。また、外国の特許弁護士又は弁理士が一同に集まる国際会議等に参加する機会もあるのですが、外国の方々って歯並びが良い方が多いのですね(寧ろ、ユニークな歯並びの方はあまりみかけない)。そこで外国と日本との間の歯並びに対する認識の違いに気が付いたわけです。今まで私の歯並びに対して直接指摘する方はあまりいませんでしたが、海外で良好なビジネス関係を構築する場合(特に、米国特許弁護士や米国企業との良好なビジネス関係を構築する場合)には、今の歯並びを矯正した方が有利というよりかは不利にはならないと・・・。この事実に気付いたのが30代前半でした(自分は外見にはあまり気を払わないので遅すぎですかね)。
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歯列矯正に踏み切れないまま時は経過
ただ、歯列矯正の重要性に気付いたものの、実際に矯正歯科に行くことを決意するまでには実に3年以上を要しました。その理由としては以下となります。
- ワイヤーブラケットの痛みに耐えられる自信がない。
- 歯列矯正を行っている男性の同僚が会社に存在せず(知らないだけかも)、奇異な目で見られる不安
- 明細書を作成する場合では高い集中力が必要となるため、矯正の痛みが仕事のパフォーマンスに及ぼす影響が不安
- 妻に相談するのが躊躇われる。
- 高額な治療費用
上記の不安があるため、なかなか矯正歯科に足を運ぶには至りませんでした。寧ろ、矯正治療に伴う不定愁訴等の副作用について調べることが多くなり、そこまでして矯正治療を行うメリットが自分にはないと言い聞かせていました。
ついに矯正治療を決意する
3年以上の月日が経過し、令和時代到来の前において、歯列矯正についての必要性について再度検討することになりました。きっかけとしては、海外出張の機会が多くなったこと、外部に対する露出(exposure)の機会が多くなったこと、将来的なキャリアビジョンを意識したことです。また、歯列矯正について妻に相談したところ、自分が必要であると感じるならば挑戦してみればよいといった返事を頂けました。こうして、まずは矯正歯科で無料相談をしてみることにしたのです。
矯正歯科での無料相談
歯列矯正の必要性に気付いてから実際に矯正歯科に足を運ぶのに三年以上の月日が経過していましたが、ようやく先延ばしにしていた事項が進展し始めます。私は、歯科矯正の無料相談をするために3軒の歯医者を訪ねました。以下が無料相談の結果となります。
最初に予約をとった矯正歯科は、会社から通いやすい場所にありインビザラインを得意とする矯正歯科医院です。歯科医院は2017年にオープンし、女性先生はアメリカの大学(ボス○ン大学)で歯科矯正学を学んだようです。私の歯並びだと表側ワイヤー矯正とインビザラインの両方が適用可能とのことでした。一般的にインビザラインは歯並びに応じて適用が難しいケースがあるが、自分の場合には奥歯の噛み合わせが良いことから(class I)、インビザラインは適用可能とのこと。先生曰く、表側矯正とインビザラインとの比較は以下となるようです。
表側矯正 | インビザライン | |
治療期間 | 2~2.5年 | 1.5年~2年 (オルソパルスを使用の場合 1年以下) |
費用(税別) | 60万円~(調整費含む) | 65万円~(通院費含む) (※オルソパルスを購入する場合、90万円~) |
メリット | ・費用が比較的安い。 ・横顔のラインが綺麗になる(仕上がりが良い)。 | ・痛みが少ない。 ・食事や歯磨きの際にアライナーを外すことが可能。 ・オルソパルスを使用することで治療期間を劇的に短縮可能。 ・抜歯の必要がない。 ・アライナーが透明であるため目立たない。 |
デメリット | ・上顎第1小臼歯と下顎第1小臼歯のそれぞれ2本(計4本)を抜歯する必要あり。 ・ワイヤーが目立つ。 ・痛い。 ・食事が大変。 ・歯周病・虫歯になるリスクがある。 | ・透明アライナーを一日20時間以上装着する必要がある。 ・患者のアライナー装着時間の管理能力に依存する部分が大きい。 ・歯を削る必要がある(0.2 mm~0.5 mm程度) ・オルソパルスの購入費用(15万円程度)を含む総費用が高くなる傾向(90万~) |
上記比較から明らかなように、透明マウスピース型矯正のインビザラインの方が日々の装着時間の管理が大変ではあるが、表側矯正に比較して圧倒的に魅力的に思われました。上記した矯正治療に踏み切れない理由がインビザラインだと殆ど解消可能となるわけなんですね。
このインビザラインだったら矯正治療に踏み切れる。特に、複数の前歯を削る必要があるものの、4本の第1小臼歯を抜歯する必要がない点は魅力的に思われました。一方で、インビザライン治療というものを初めて知ったため、セカンドオピニオンをとる必要もあると感じました。また、この医院は無料相談に力を入れており、私の疑問点に対して全て丁寧に回答をして頂き、信頼できる先生であるとの印象を受けました。
次に予約を入れたのは横浜駅にほど近い矯正歯科医院(先生は矯正認定医)。ここは口の中を一瞬見ただけで、治療方針を提示。表側矯正の場合だと毎回の調整費用を含めてトータルで80万円、裏側矯正の場合だとトータルで120万円とのこと。また、全ての治療方針として4本の第1小臼歯の抜歯が必要であって、治療期間は2年~を目安とのこと。また、インビザライン治療は行っていないとの話でした。無料相談には力を入れていないのか、相談時間は約10分程で終了しました。
最後に予約を入れたのも横浜駅にほど近い矯正歯科医院。周辺の相場と比較して割安であるためかなり人気の歯科医院(先生は矯正認定医)でした。患者さんは子供や比較的若い女性の方が多い印象でした。予約時間から1時間半ほど待たされた後に現在の歯列の状態を診察。提案された治療方法は以下となりました。
- 抜歯を伴う上下表側矯正(目立ちにくいクリアワイヤー使用)
- 抜歯を伴う上顎裏側矯正・下顎表側矯正(クリアワイヤー使用)
- 抜歯を伴う表側矯正+インビザラインのハイブリッド
- 非抜歯矯正(アンカースクリューで奥歯を全体的に後方にずらす手法)
最後の治療方法に関して言うと、アンカースクリュー法で奥歯を全体的に後方にずらすことで非抜歯により八重歯が収まるスペースを設けることができるようです(例えば、このページが参考になります。)。非抜歯矯正が魅力的に思えたものの、支点となるネジを歯茎組織に打ち込むことになる点や治療期間が長くなる点に若干の不安を覚えました。
また、治療費の見積もりは以下となりました。
- 1番目:66万円(別途、毎回の調整費必要)
- 2番目:83万円(別途、毎回の調整費必要)
- 3番目:72万円(別途、毎回の調整費必要)
また、この医院はインビザラインを取り扱っているものの、非抜歯での単独のインビザラインは厳しいとの見解でした。この点において、抜歯と共に表側矯正である程度前歯を移動させた後にインビザラインを適用するのがベターであるとの見解でした。
まとめ
このように、三人の歯科医のそれぞれが異なる治療方針や専門家としての見解を有しており、非常に興味深いものがありました。恐らく、歯科矯正学を学んだバックグランドがそれぞれ異なるため、このような見解の相違があるのだなと。
これは弁理士等の士業であっても同じことで、担当弁理士によっては発明の捉え方や特許明細書の作成方針が全く異なることが多々ありますね。
結論としては、やはり最初の歯科医院のインビザライン治療が魅力的であったため、このインビザラインを得意とする(寧ろ、専門とする)先生に矯正治療をお願いすることを決定しました。
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次回の記事では、最新矯正治療であるインビザラインについて言及します。

また、インビザライン治療開始から1月経過したときの所感についての記事はこちらとなります。

また、インビザライン治療の便利アイテムについての記事も参考にしてください。

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