こんばんは。庶民派アラフォー弁理士です。
冒頭のタイトルからあからさまに煽り気味ですね・・・。
私は年末から米国株の暴落予兆をしていましたが、まさか新型コロナウイルス(COVID19)を発端とするリセッションとなるとは年末には想定していませんでした。最近では1929年の世界恐慌を彷彿させる株価暴落となっているため、Great Depression 2.0(第二次世界恐慌)の到来として認識されつつあります。

勿論、新型コロナウイルスの世界的感染拡大に伴い、都市封鎖、国境封鎖及び自宅待機の対策がなされ、実体経済が壊滅的な影響を受けているのは周知のことと思います。これに対して、米国では経済対策として2兆ドルに及ぶ異次元の経済対策や無制限の量的緩和政策を打ち出してきてはいます。
しかしながら、市場に如何に大量のマネーを注入したところで新型コロナウイルスによるパンデミックは収束しません。勿論、現時点で破産寸前の労働者や中小企業に対して早急に対応することで壊滅的な経済的崩壊を少しでも抑えるといった効果はありますが…。
また、昨日の無制限の量的緩和政策(米国債や住宅担保証券MBSの無制限の購入)の発表を受けて、金相場(特に、金ETFの代表格であるGLD)が5%以上の急上昇となりました。また、ビットコイン(BTC)等の暗号通貨の相場も10%以上の急騰となりました。BTCの価格は5000ドル後半から一時6700ドルまでの急騰となりました。
つまり、FRBが無制限に大量のマネーを市場に今後供給することから投資家達がキャッシュの価値が今後下がる(換言すれば、インフレが進む)と判断し、その結果、金やBTCに投資マネーが向かったものと考えられます。今後インフレが進行することが想定されますので、今年5月に半減期を迎えるBTCへ資産を一部移すのは妥当な選択であると筆者は考えています。

また、本日2020/3/25に米国株式指数であるS&P500が急騰しましたので、今後の同指数のトレンドラインを本日の記事で予想します。
あくまでも現時点での予想トレンドラインとなりますので、相場展開に応じてこのトレンドラインは修正されます。以下が私が想定する今後のトレンドラインとなります。

予想の下値トレンドラインは、2018年2月の急落時の底値と、2018年12月の急落時の底値と、昨日の底値とを結ぶラインとなります。これらの底値には大きな下ヒゲが出現していますので、現時点で予想される下値トレンドラインの最有力候補となります。
一方で、上値トレンドラインは材料が少ないのでほぼ適当となります(汗)。この上値トレンドラインは今後修正する可能性が高いですね。
今後も新型コロナの感染拡大は続きますので、リセッションは2021-2022年までは続くものと現時点で考えています。尚、このトレンドラインは想定内のリセッションに対応したものとなり、世界恐慌に対応したものではありません。一方で、第二次世界恐慌となれば、S&P500の指数は1000ドル以下となることが想定されます。上記のトレンドラインを軽く下に突破するようであれば、第二次世界恐慌は益々現実味を帯びてくるように思います。
また、S&P500の過去のチャートを眺めると、同指数はトレンドラインに沿った実に素直な動きを示しているのです。例えば、2000年初頭のドットコムバブル崩壊後の相場の動きは非常に読みやすいですね。

まとめ
今後のリセッション相場の投資方針としては、自分なりにトレンドラインを考えてみることが重要かなと思います。
現時点で大幅なGDP成長率のマイナスが想定されますので、米国企業の将来EPSは全く予想ができないのです。ということは将来PERも予想ができないので、現在の株価が割高か割安かなんて判断が難しいのですね。
例えば、米国のGDPが通期で10%以上下落することも想定されるのです。
この点で言えば、バリエーション指数としてはシラーPERの方が参考となるかもしれません。
また、第二次世界恐慌の可能性や今後のインフレの進行も考えられます(つまり、スタグフレーション時代の到来です)。この場合、キャッシュ・イズ・キングから金若しくはBTC・イズ・キングの時代に突入することも想定されますね。特に、半減期を今年迎えるBTCについては現在非常に注目しています。
今日の記事はここまでとします。
最後に私が最近参考にしている動画をご紹介します。この動画シリーズは昨年からチェックしていましたが非常に参考となる情報が多いですね。