お久しぶりとなります。庶民アラフォー弁理士です。
最近のビットコインのチャートを見ると、まさに規則的な美しさがそこに存在しているように思うのです。そもそも、ビットコインの数量はマイニング報酬により増加しつつ、21万回のマインニングごとにマイニング報酬が半減する仕組みとなります。
結果として、ビットコインの総量=50BTC×21万+25BTC×21万+12.5BTC×21万+・・・
=(50+25+12.5+…)×21万
=21万×∑50×(1/2)^(k-1)
=2100万×(1-(1/2)^n) ここで、nは半減期の回数
となります。nを無限大にすることでビットコイン総量は2100万に収束するように設計されているわけです。以下の記事にこの辺については詳しく解説しています。

このように、ビットコインは総量に対する新規発行量が徐々に減少するように(具体的には4年毎に半減するように)設計されているのです。つまり、ビットコインの希少価値は年を追うごとに増大するように設計されているのですね。
金融政策により供給量が年々増加することで徐々に価値を失うドルや円等の法定通貨と比較すると、ビットコインは大きく性質が異なるのです。事実、ニクソンショック以降、ドルの価値は金に対して1/48にまで低下しています。また、金についても今後採掘量が減少すると言われていますが、ビットコインのように4年ごとに採掘量が半減することはありません。
と考えれば、長期的には通貨価値は以下の順番で高くなると考えるのが当然の結論となるわけです。
新興国通貨<ドル<円<金<ビットコイン
その一方で、ビットコインには本質的価値の裏付けがないとの認識やスキャム(詐欺的投資商品)であるとの認識により、ビットコインは通貨や資産としては一般的には未だ浸透されていないのが現状です。
しかしながら、以下のビットコインのドル価格のチャートを見ると、実に数学的に設計されたような価格の推移を読み取ることができます。

勿論、ビットコインにも大きなリスクがあります。例えば、各国政府による取引規制、ビットコインネットワークの破壊、新たなテクノロジーによる創造的破壊(量子コンピューティングの発展による公開鍵から秘密鍵の解読等)などのリスクが想定されます。
しかしながら、リスクを取るからこそリターンがあるのが投資の鉄則となります。
人の行く裏に道あり花の山
まさに上記相場の格言がビットコイン投資にはぴったりではないでしょうか?
最後に、米国株の上昇相場も少なくとも数年のうちに終焉すると睨んでいます。現在の米国株の動向は、イールドスプレッド(-2.4%)とバフェット指数(184%)との狭間で揺れ動いているからです。
以下のチャートに示すように、バフェット指数的には米国株は間違いなく現在バブルとなっています。その一方で、イールドスプレッド的には国債よりも株の方がましということになります。

しかしながら、現在の米国株バブルは、10年国債金利が1%を超えたタイミングでイールドスプレッドのサポートを失い、高すぎるバフェット指数を背景に崩壊すると睨んでいます。さらに、この米国株バブルの崩壊を尻目に金銀ビットコインの上昇が本格化することが考えられるのです。将来的にこの読みが正しかったか答え合わせをしたいと思います。
本日の記事はここまでとします。
コメント