こんにちは、庶民派アラフォー弁理士となります。本年もどうぞ宜しくお願いします。
さて、年末年始にかけてビットコイン価格が暴騰しており、2021年の目標価格である1000万円が大分現実味を帯びてきました。
ビットコイン価格は一時430万円程度まで上昇したものの、本日大暴落しており現在は350万円付近で推移しております。
一方、先週のビットコイン価格の大暴騰の裏で、金銀価格は急落しました。
1月6日に金先物価格は1950ドル付近であったものの、1月8日には1850ドルまで約5%急落しました。一方、銀先物価格は1月6日の27.5ドルから、1月8日は25ドルまで約10%急落しました。
このように、最近ではビットコイン価格が上昇する一方で、金銀価格が下落しています。これは機関投資家が保有する金ETFを売却した上で、ビットコインを購入しているためだと言われています。つまり、金銀の資金がビットコインに流れているため、ビットコイン価格と金銀価格には逆相関関係が形成されているのです。
以下に現在のビットコイン価格のチャートを示します。

上記に示すように、ビットコインは2013年から現在まで数学的に計算された綺麗なチャートを描いています。ビットコインのトレンドはピンク色で示すトレンドラインに沿ってジグザグに動いているのです。
注意点は上記チャートはログスケールでの表示となっています。
このピンク色のトレンドラインが何故上昇トレンドを描いているのか?
それはビットコイン特有の希少性に関連しています。ビットコインは発行上限が2100万枚で固定されており、ビットコインはマイニング報酬という形で新規に発行されています。
このマイニング報酬は、当初は50BTCだったのですが、21万回のブロック生成ごとに半減されるように設計されているのです。1回のブロック生成には約10分の時間がかかるようにマイニングの難易度が調整されているため、21万回のブロック生成は約4年に相当します。
詳しくは以下の記事もご参照ください。

つまり、ビットコインの新規採掘量が4年ごとに半減するため、ビットコインの希少性が4年毎に大きく上昇しているのです。その結果、ビットコイン価格がピンク色のトレンドラインに沿って上昇しているのです。
一方、金の年間の採掘量は、総量に対して2-3%程度となります。金の採掘量はこれから減少すると言われているものの、4年毎に採掘量が半減するわけではありません。
ドル等の法定通貨に至っては2020年3月から12月末までの期間だけでM2マネーストックが24%も増加しているのです。法定通貨は価値の裏付けがないため、MMT理論に沿って無限に発行量を増加させることができるのです。

このように、ビットコイン価格がドルに対して長期的に上昇している理由は、ビットコインの新規発行量は4年ごとに半減している一方で、ドルの通貨発行量は爆発的に増加しているためです。非常に単純明確な理由なのです。
更にビットコイン価格はピンク色のトレンドラインに挟まれた黄色のトレンドラインを先週突破したのです。これは重要なサインとなります。
黄色のトレンドラインはピンク色のトレンドラインの中間に位置するトレンドラインとなっており、超強気となるブル相場は、全てこのトレンドラインを突破した後に生じているのです。
論より証拠です。2014年と2017年のブル相場のときの動きを確認してみてください。
2021年1月11日の現時点でビットコイン価格は34000ドル程度まで下落しておりますが、恐らくですがこの黄色のトレンドラインをサポートに反発すると考えています。根拠は2017年のブル相場でもこのトレンドラインをきっかけに反発した後に、20000ドルまで上昇した大相場となったためです。
今回のビットコインのブル相場のピーク値は1600万円から3000万円の範囲内であると考えています。いずれにせよピンク色の上値トレンドラインまでは上昇する可能性があると考えています。
超強気の理由は以下三点です。
- ビットコインの希少性はこれからも更に高まる
- バイデン政権下においてドル通貨の大量発行は継続する
- 機関投資家が金銀ではなくビットコインを好んでいる
特に、機関投資家がビットコインを購入している点は大変注目に値します。
ビットコインの現在の時価総額は約67兆円である一方で、金の時価総額は1170兆円となります。両者の時価総額の比率は17倍となります。
つまり、金の時価総額の10%上昇分は、ビットコインの時価総額の173%の上昇分に相当します。173%上昇したときのビットコイン価格は約1000万円となります。
まとめ
以上より今年のビットコインの上昇は現時点でもかなり期待できるものと考えています。
一方で、人気がない金銀に現時点から投資するのも有効な対策であると考えます。ビットコインのブル相場は今年で終わる可能性が濃厚であるためです。つまり、金銀の壮大なブル相場は2022年以降に本格化する可能性が高いと私は睨んでいます。
私は特に銀に期待しており、最近大量の銀貨を買い付けました。金インゴットも保有していますが、預金封鎖や有事の際の利便性を考えた場合には銀貨の方が好ましいと考えました。
それでは今年の一発目の記事はここまでとします。
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