【驚愕】歴史上類を見ない大バブル相場にいる我々

こんにちは。絶望アラフォー弁理士@オミクロン警戒中です。

我々は、現在歴史上類を見ない大バブル相場の只中にいます。多くはこれに気付きつつ、パーティが終わる直前まで踊り続けようと考えているのではないでしょうか?

例えば、私が注目しているデータの一部は以下となります。

バフェット指数204%
PER30倍
シラーPER39倍
株益利回り(シラーPERベース)2.5%
10年物米国債利回り1.76%
直近の消費者物価上昇率(米国)6.8%
実質10年物米国債利回り(インフレ調整後)-5%
実質株益回り(インフレ調整後)-4.2%
ダウゴールドレシオ20倍
金銀比価80倍
イールドスプレッド(米国債利回り-株益利回り)-0.8%
上昇余地(イールドスプレッドに基づく算定)-29%

米株価指数と米国GDPとの比率を示すバフェット指数は過去最高値となっています。シラーPERも同様に超割高な値となります。

また、直近のインフレ率(消費者物価上昇率)を考慮すると米国債利回りと株益利回りは両者ともマイナスとなり、実質金利ゼロとなるゴールドの利回りを大きく下回る数値となっています。

米国債に対して米株価の割安度を示すイールドスプレッドも-0.8%となり、米株価の今後の上昇余地は筆者の算定によると約-30%となります(EPS上昇率を考慮しない)。

極めつけは以下のチャートとなります。

S&P500の株価推移(世界恐慌前から現在まで) Trading View利用

米株価指数S&P500の100年間の推移を分析すると、同指数は上昇トレンドの平行チャネル内を推移していることが理解できます。

この平行チャネル内を逸脱して同指数が急騰した場面は過去100年間で三回ありました。

  • 1929年の世界恐慌前
  • 2000年のドットコムバブルのピーク
  • 現在のコロナバブル

歴史を振り返れば現在の米国株は異次元の大バブルの只中にいるのです。このコロナバブルの発生は言うまでもなくFRBによる異次元の金融緩和が発端となります。

ところがこの異次元の金融緩和の副作用である紙幣価値の下落(即ち、インフレ率)が制御できないレベルまできてしまいました。この結果、政策金利の引き上げが今年の3月末から開始されるとともに、量的引き締め(金融緩和の逆)が現在FOMC(米連邦公開市場委員会)内で議論されているのです。

この巨大バブルの破裂は今年中又は来年に起こると筆者は予想しております。バブルが弾ける場合には50%ー70%の範囲内で株価が暴落するのではないかと予想しています。バフェット指数が正常な値である100%となった場合でも株価は現在の値から50%以上下落します。

一方で、株価暴落は全米国民の資産に甚大な影響を与えるため、そうなった場合にはFRBは政策金利をマイナスにする可能性もあるのです。

米10年国債利回りの推移 Trading View利用

この40年間の間、米国債金利は下落トレンドの平行チャネル内を推移していることが理解できます。米国では不況が訪れる度に金融緩和と利下げにより難局を乗り越えてきた歴史があります。

膨張する米国債の利払いの増大を考慮すれば、現実的に政策金利を大きく引き上げることは困難となります。おそらくですが、米10年物国債金利は3%以上にはならないと考えます。政策金利を上げ続ければ、いずれ長短金利が逆転することで株価暴落の引き金となる可能性もあるのです。

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最後に

このような状況を予測すると、今後とりうる対応策はかなり限られてきます。

最も重要なポイントは米10年物国債の金利動向となります。すなわち、金利が上値トレンドラインを突破するまでは米ドルの保有を継続するのはアリだと思っています。

さらに、ドル、円、ゴールド、ビットコインの4つの通貨の保有割合が今後のポイントになると筆者は考えています。

株価暴落前はキャッシュポジション(特にドル)を厚めにしつつ、株価暴落後にはゴールドとビットコインの保有ポジションを厚めにするのが良いのではないかと考えています。

特に、将来的に世界がビットコイン本位制に舵を切った場合にはビットコインの保有量が個人及び家族の人生を大きく左右する可能性があると睨んでいます。

今日の記事はここまでとします。

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