こんにちは、庶民派WEB3弁理士です。
本業(弁理士業)も順調に推移しておりますが、現時点で投資収益のウェイトもかなり大きいため、近況をアップデートします。
今年の8月初旬は植田ショック(日銀の利上げ決定)に伴うあらゆる資産クラスの大きな調整が見られました。
株だけでなく、金やビットコイン(BTC)等のコモディティも一時大きく売り込まれました。しかしながら、この調整後に金やBTCの価格はドルベースで元の水準に戻っています。
その理由としてはFRBの利下げ期待となります。価格がドルベースで元に戻った理由は単にドルの価値が下がったことが理由となります。これから円高基調は想定以上に進むと予想しているため(USD/JPYは100円割れを予想)、ドルベースでBTCが高騰しても円ベースではそれほどではないかもしれません。
しかしながら、今後のドル保有はリスクが高いため、私も現物BTC以外の先物ポジションを一部解消しました(FR金利がマイナスになっていることが主な原因)。
米国株(S&P500)は現時点で歴史的な高値圏である以上、景気後退局面では暴落もあり得るのですが、FRBが大胆な利下げと金融緩和を行うことで(ドル価値を急落させることで)、ハードランディングではなくソフトランディングも十分に予想されるところです。
例えば、ハードランディングとなるドル円相場が暴落しつつ、米国株が暴落する展開では、円ベースで最大ドローダウン-75%程度は覚悟する必要があると考えています(ドル円-50%、米国株-50%の乗算)。
日米両国の物価水準や給料水準等を考慮すると1ドル80円以下でも全く違和感はありませんし、バフェット指数200%の現在株価が適正水準である100%まで調整することは十分に想定可能です。これはシラーPER等でも同様のことが言えます。現在は危険なレベルであることは申し上げておきます。
一方、景気後退局面の厳しい時期において、必ずしも円が最強資産であるとは思えません。米長期債券ETF(TLT)という選択もありますが、円ベースではどうでしょうか?
日本の財政状況を考えれば、インフレ(円価値の希釈化)によってしかGDP対政府債務比率を正常化できないのです(この点、円が暴落すれば正常化は短期間で実現可能)。何の価値の裏付けがなく、無限に印刷できる不換紙幣は、価値の保存手段(Store of Value)にはなり得ないのです(但し、短期的には円が最も良い選択となる可能性もある)。
となると、この局面においてはコモディティ(特に、金やBTC)に投資妙味があることは歴然となります。
金に関して言えば、投資妙味はそれ程大きくないとみています。採掘コストに対して金価格が既に大きく上昇しているためです(一方、ダウゴールドレシオの観点からは株<金)。
では、BTCについてはどうでしょうか?
BTCは米国株の調整に伴い一時的に大きく売り込まれることはありますが(40000ドル近辺が一旦の底値)、投資妙味が最も大きいコモディティ・通貨であると考えています。特に最近の金相場の上昇に伴い、BTCの時価総額の上昇余地も大きくなっています。
最後に一言。
世界的な金融バブルは終わりに近づきつつあります。熱狂的なお祭りの後には大きなチャンスが到来するはずです。そのチャンスが人生を更に大きく変えることは明らかですので、今は虎視眈々と次に向けて準備をしています。